映画『セブン・シスターズ』【あらすじ・評価&ネタバレ結末】1/7の人生。あなたならどうする

※下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。

スポンサーリンク

作品情報

基本情報

邦題:『セブン・シスターズ』

原題:米『WHAT HAPPENED TO MONDAY?』

仏『Seven Sisters』

製作国:米・仏・英・ベルギー合作

上映時間:123分

日本公開日:2017年10月21日より順次公開

監督:トミー・ウィルコラ

キャスト登場人物

ノオミ・ラパスカレン・セットマン

7人姉妹の表の顔。クールな女性。

そしてカレン・セットマンを演じる7人の女性。

マンデー:長女であり、序盤に失踪してしまう。

チューズデー:オレンジの髪で、自由気ままに生きている。

ウェンズデー:常日頃から鍛えており、ワイルド。

サーズデー:べリーショートで、我が強い。

フライデー:一番おとなしく、IT方面に長けている。

サタデー:クリーム色の髪で、おしゃれ。

サンデー:面倒見がよく、まとめ役。

グレン・クローズニコレット・ケイマン

児童分配局のお偉いさん。

マーワン・ケンザリエイドリアン・ノレス

児童分配局の職員。

ほか

予告編



作品紹介

私からのコメント

こんばんは!なのんです。

今回鑑賞したのは、

日本で10/21より順次公開予定の『セブン・シスターズ』です。

本作はSF的世界観、アクション、サスペンスをも含む、

なかなか魅力的な作品であり、

その内容について触れたいのは山々なのですが、その前に一つ。

邦題。

タイトルを見て「Tokyo 7th シスターズ」を連想したのは私だけではないはず。

まあそれはいいとして。

元はフランスで公開された際のタイトルらしいのですが、

私はアメリカ題の

『WHAT HAPPENED TO MONDAY?』

の方に魅力を感じますね。

こちらの方が

「月曜日の身に何が起こったの???」

と気になりませんか。

「セブン・シスターズ」ってSFアクション要素を感じないし、なんだかヒューマンドラマっぽい。

ついでに中国語のタイトルも紹介しようかと思ったのですが、ほぼネタバレなのでやめておきます( :3 )

まあ、個人的な不満はそれだけです。

文句を言いすぎて作品の魅力を損なってもいけませんからね。

改めてですが、今作がどんな話か簡単に述べると、

人口爆発、食糧不足が限界に達した結果、

厳格な一人っ子政策が施行された近未来。

2人目が生まれると強制的に連れていかれ、

来る日までポットの中で眠らされる。

そんな中で生まれた7つ子は、

週に1日ずつ外出し、

残りは自宅にこもるやり方で何とかやり過ごしてきたが…

といった感じです。

誰も突っ込まないけど、7つ子ってすごくないですか??

アンビリーバボーで特集やってそう。

じゃなくてですね、本当にすごいのは主人公たちを演じているノオミ・ラパス。

脅威の1人7役。

最近だと映画『スプリット』で、

ジェームズ・マカヴォイが多重人格の人物を演じていましたね。

彼も名演技でしたが、こちらも負けず劣らず素晴らしいです。

気の弱い子から血の気の多い子まで見事に演じきっていて

お恥ずかしいことに、私は終わってから調べるまで別人が役をこなしているのかと思っていました…。

ちなみに今作ですが、

大々的に話題になっている訳でもなく、

公開が予定されている劇場も19軒と少ないです。

詳しくはこちらでチェック。

『ミレニアム』三部作のノオミ・ラパスが1人7役を“共演”。一人っ子政策を強いる超管理社 VS. 頭脳と戦闘力を備えた一卵性七つ子姉妹。

え、少なっ。名前も聞いたことなしい退屈なんじゃないの?

と思われた方も居ると思いますが。

いえ、全然そんなことはありません。

今作はテーマも目新しく内容も仕上がっており、

劇場に足を運んでも後悔することはないですよ。

侮ることなかれ!

評価

80点

無難におすすめできる、見ごたえのある作品。

十分なアクションシーンとサスペンス要素。

理解し難い部分もなく、

すっきりした気持ちでエンドロールを迎えられます。

私が本作で気に入ってるところは2つ。

まず何といってもその設定。

当たり前ではあるが、

インドアな子、

もっと外で活動したい子、

現状を維持したい子、

さまざまな個性の方がいます。

しかし、外に一歩踏み出ると皆で同じ人物を演じる。

「出掛ける時は1人。家に帰ると7人。」

それに、少しの失敗や情報の共有ミスが、

全員の破滅につながります。

面白いですよ~~~

そしてもう一つ、

女の子たちに大きな主人公補正がかかっていない。

アクション映画でよく見ますよね。

戦闘シーンなどで

「いや~さすがに都合良すぎでしょ」

というのが。

今作はそれがほとんどありません。

皆心や意志(一部は肉体)の強い女の子だが、

所詮は一般人女性。限界があります。

そんなご都合主義のいき過ぎていないところが、

本作の良いところだと思います。

一方ですが、SF要素について。

これは正直陳腐なものばかりです。

特に目新しい発見はありません。

まあ、そちらがメインじゃないからいいんですけどね。

もう一つは単純に、

「女の子たち皆同じ顔でわからない!!」

というものです。

これは覚えればいいだけの話なのですが、

物語の展開が早く少し厳しい…。

それに曜日で呼び合う訳だし実質暗号みたいなものだから余計混乱する。

いつも覚えきれないって言ってるし、私の記憶力の衰えが問題かも知れません。



あらすじ(ネタバレなし)

時は2073年。

爆発的に増えた人口と、それに伴う食糧危機で世界は危機に陥っていた。

遺伝子操作を行い食物を大量生産するも、その結果大量の奇形児が生まれ悪循環へ。

政府は著名な保全生物学者のニコレット・ケイマンに助けを求め、

ついに完全なる一人っ子政策である「児童分配法」を施行することに。

そんな中、7つ子の姉妹が生まれます。

母親は彼女らを産んだ直後に亡くなり、

おじいちゃんの意向で、政策に逆らい7人とも残すこととなる。

それから30年。

7人姉妹は、週に1人1日ずつ出掛け、残りは家に残ることで密かにやり過ごしていた。

しかしある日、マンデーが出掛けたきり帰らなくなってしまい…

ネタバレ結末

※見鑑賞の方はご注意ください

7人姉妹、いつもと変わらない日常

産まれてまだ小さい頃からおじいちゃんから訓練を受け、

家の隠し扉などを活用し、一人娘であることを装ってきた姉妹たち。

日曜日。

その日も姉妹たちは何気ない日常を過ごしており、

食卓の席で喋ったり、今日の映像を共有したり。

と、そこでマンデーとサーズデーが口論となり、

マンデーは昔のことを思い出します。

~~~~~~~~~~

若き日のサーズデー。

ある日、他の姉妹が外出しているにも関わらず黙って外に遊びに行きます。

しばらくしてやっと帰ってくるが、

指がちぎれる大けがを負っており、おじいちゃんに激怒されます。

ていうか大けがすぎ!なにしたらそうなるの??

皆がそれぞれに外出しバレないためには、

けがをした箇所も一緒でなければなりません。

長女なんだから皆の良い模範になれ。

とおじいちゃんに励まされ、同じ箇所の指を切り落とされます。

~~~~~~~~~~

翌日の月曜日、昨晩の食事がよくなかったようでゲロゲロ吐き出すマンデー。

しかし何とか化粧で整え、職場へ出掛けて行きます。

カレン(外での名前)は欧州銀行に勤めていました。

エレベーターに入ると、同僚のジェリーに遭遇する。

「俺はお前の秘密を知っているぞ」

と告げられるが、適当に流し無視するカレン。

夜24時。

日付が変わったが、やはり帰ってこないカレン。

それに対し姉妹たちは少しずつ焦り始める…。

マンデーが帰ってこない!?焦る姉妹たち

やばいやばいマンデー帰ってこないよ。

しかし無情にも時間は過ぎてゆき、火曜日。

オレンジの髪のチューズデーが出勤する番です。

仕方なくいつも通り整えて出勤。

色んな人に、

えーっと…昨日の私なにしてたっけ?えへへ

みたいな不自然な質問を繰り返しながらマンデーを探すも、

突然児童分配局に捕まり、連行されます。

彼女を追跡していた信号が突然消え、家に残った姉妹たちも焦る。

局内でこの法律の発案であるニコレット・ケイマンに会い、

様々な質問を受けるが、既に動揺しまくっているチューズデー。

わわ、私ひひと一人っ子だし。し姉妹いいないs….。

状態に。

そう、時すでに遅し。

彼女たちのことはもうバレていたのです…。

家に残された姉妹たちが焦ってると、児童分配局の人たちが押し入ってきます。

壮絶なバトルが展開され、彼女らは底力を発揮しなんとか打ち倒す。

この姉妹、強いっ..!!

しかしサンデーが流れ弾を受けてしまい、死亡。

自分の中では誰も死ぬことなく、皆でハッピーエンド!

みたいなものを想像していたので、衝撃を受けました…。

え、あっさり死んでしまったじゃん。って感じ。

蠢く陰謀。果たしてどう対抗する!?

児童分配局局内で、ニコレットと話す局員。

指名手配したら一網打尽できるよ!

と提案する局員に対し、

30年も法を逃れてきた彼女らのことが公に出たら組織の威信が落ちる。だめだ。

あくまでも隠密に済ます。

とニコレット。

水曜日。

今日は最も強靭な肉体を持つサーズデーの日。

イヤホンマイクを装着し出掛けます。

とりあえず何か知ってそうなジェリーのところに向かうか。

ってことで家に入れてもらい、話し合い。

しかし彼と話していると、突然窓の外から銃弾が。

ジェリー死亡!退場が早い!

局が大勢の兵隊を引き連れてやってきたようです。

隠密とは?

だが強靭なサーズデーはこんなところでやられません。

走って走って逃げ回ります。

一方その頃家の方では…

エイドリアンと名乗る局員がやってきます。

サタデーが迎え入れ接待するが、謎にフランクだし体撫でまわしてくるし。

誰だこのおっさんは。

とりあえず誘われるがままに彼の家へ。

逃げ回っていたサーズデーはというと。

屋上まで逃げ上がり、向かいのビルに飛び移ることに。

そう。このポスターのシーンです。

しかし、なんとタイミングの良いことでしょう。

飛んだ瞬間、向こう側から出てきたニコレットの部下に撃たれ、

地面に落ち死亡。

一方エイドリアンに付いて行ったサタデーは、

彼と一夜を共にし、同時に彼の正体を知ります。

マンデーの恋人です。

彼女はずっと黙っていたのです。

ついに決着がつく。その結末とは…

エイドリアンから局員の権限を手に入れ、

彼のパソコンを漁るサタデー。

そこに突然局員が現れ、驚く間もなく撃ち殺されます。

次々死んでいくよ…(‘Д’)

そして自宅の方にも大量の軍隊が。

サーズデーとフライデーが残された部屋に色々撃ち込んできます。

隠密の「お」の字も感じられないような激しい攻撃です。

しかし、サーズデーが逃げ切ったところでフライデーは部屋に戻り、

パソコンに残された一家のデータや陰謀に関する文書を、

全てを彼女のブレスレットに送ります。

ガスを部屋に充満させ、カセットボンベをレンジでチンッ、

突入してきた部隊もろとも大爆発。

一番おっとりしてて好きだったのに…

爆発を聞きつけ駆けつけたエイドリアン。

彼に真実を話し、マンデーを愛しているなら私を手伝ってとサーズデー。

サーズデーが焼死体役として袋に入り、エイドリアンが運んで局内へ。

なんとそこで、

全国の子供たちをポットに入れて眠らせていたのではなく、

中に入れて焼き殺していただけだと判明。

しかもきっちり録画しているサーズデー。

有能すぎる。

その後、片目をえぐり取られていたチューズデーを助け

いよいよニコレットと決着をつけることになるのだが。

サーズデーがトイレでマンデーに遭遇。

裏切ったのはマンデーでした。

彼女にも彼女なりの正義があり、それでニコレットと密約を交わしていたのだね…。

しかし、だからといって許せる訳もなく2人はもみ合いの大乱闘に。

最終的にサーズデーが銃を撃ち込み、勝利します。

一方お金持ちたちのパーティーで演説をするニコレット。

背面の大きなスクリーンでいかに自分の政策が功を奏したか。

などを述べて満足げな様子。

その頃エイドリアンはチューズデーと共に、

真実をスクリーンで流すためハッキング氏に行きます。

迫りくる邪魔者を次々と倒し、ハッキングに成功!

皆の前で子供をポットで焼き殺す映像が流れ、

ニコレットはおしまい…。

次に虫の息のマンデーが銃を持ってやってくるが、

狙撃されついに倒れこむ。

サーズデーに

「彼らを頼む…」

と言い残し亡くなります。

全ては終わった。

「児童分配法」は廃止!!

そしてニコレットは死刑に処されるようです。

しかし肝心な人口問題やらはもちろん解決できていません…。

一方無事生き残った3人、

サーズデー、エイドリアン、チューズデー。

ああ、もうチューズデーではありませんね。

彼女は名前をテリーに変えました。

サーズデーはカレン・セットマンの名を受け継ぐことに。

そして最後、マンデーが遺言として残した「彼ら」が映し出される…

それは、施設で育つ大量の赤ちゃんたちでした。

~THE END~

総評

どうでしたか。

最後までノンストップで楽しめたでしょうか。

私たちの世界でこのような法律が施行される可能性はほぼないと思います。

しかし、2073年に人口爆発、食糧不足。

このままいけばいずれ私たちもぶち当たる問題ですよね。

その時どうするべきか…考えさせられます。

ところで私がちょっと残念だったな…。

と思うのがこれ。

姉妹それぞれの個性をしっかり理解し覚えるきる前に、次々死んでいったことです。

特にサンデー。

最初に亡くなったの、誰だっけ…

となった方多いんじゃないでしょうか。

それにマンデーも、

我慢の限界に達した要因とか結局そんなに描かれていない…。

単純に長女として我慢を強いられてきたから??

短い映画なので仕方ないですが、

もうちょっとそれぞれの生い立ちを知っていたら、

より感情移入できるのに…。

だがまあそれを抜きにしても、

十分楽しめる作品ではなかったでしょうか。

最近のNetflixオリジナルは面白い作品が多くて、

目が離せませんね。

では、今日はこのあたりで!