映画『アウトレイジ 最終章』【あらすじ・評価&ネタバレ結末】「全員芸人」じゃねぇーかバカヤロー!

※以下は全て、1作目と2作目を鑑賞済みだという前提で話を進めていきます。ご注意ください。
本作については下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。
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作品情報

基本情報

邦題:『アウトレイジ 最終章』(OUTRAGE CODA)

製作国:日本

上映時間:104分

日本公開日:2017年10月7日

監督:北野武

キャスト登場人物

~~張グループ~~

北野武大友

期待を裏切らない!やはりお前は大友だ!

大森南朋市川

大友の忠実な手下。魚釣りがお好き

金田時生張会長

大物フィクサーのボス。ヤクザとの違いを感じます。

白龍

前作でなにかと大友に協力してくれた、いつもサングラスで真っ白なスーツの方。忠実な部下。

津田寛治

あまり出番のない、張会長の側近。

~~花菱会~~

大杉漣野村(会長)

前布施会長の娘婿で、元証券マン。
お金の話ばっかりで、前作の石原からヤクザ要素を取り除いたような人物。人望はお察し。

西田敏行西野(若頭)

引き続き若頭をやっている。新会長が気に入らない模様。前作に引き続き、彼の言動でふふっwとなることが多い。

塩見三省中田

幹部。若頭補佐の花菱会No.3。しかし印象は前作とは全然違う…?

岸部一徳森島

幹部。突然湧いて出てきた会長の側近。

ピエール瀧花田

幹部。今回の騒動の主。突っ込みどころ満載の人物で、彼のおかげでコメディ要素が増してる。

池内博之吉岡

花菱会傘下木村組の組長。ていうか吉岡組じゃん。

~~山王会~~

名高達男白山(会長)

前作で大いに勢力を削がれ、だめだめになった山王会の会長。やはり不満が溜まっているらしく、勢力回復を図る。

光石研:五味(若頭)

前作でひたすら虎の威を借る狐をやっていた山王会若頭。相変わらずの模様。

~~警察(マル暴)~~

松重豊繁田

前作ではひたすら片岡のやり方に否定的で、あらゆる不正を許さない刑事。今作も変わらないようだ。

中村育二平山

繁田の上司。片岡ほどやり手ではないが、繁田ほど正義感に溢れてもいない。地味。

予告編




作品紹介

私からのコメント

こんばんは!なのんです~!

今回は3作目にしてついに完結した『アウトレイジ 最終章』です。

今日10月7日が公開初日で、朝から行ってきましたよ~。

朝に映画館に来たのは久々なのですが、やっぱり夜と客層が全然違いましたね。

作品のジャンルも関係してると思いますが、カップルが全然いなくてほとんどが中年のおじさんでした。

中には老夫婦みたいな方々もいらっしゃって、私も年老いたらこうやって一緒にヤクザ映画見に行ったりしたいな~

とか思ってました。

まあそれはいいとして、肝心の本作ですよね。

内容に入る前に一つだけ。

今作で中田を演じる塩見三省さんですが、この方なんと2014年に脳出血で1回倒れています。

それで今作のオファーを断り続けてきたらしいのですが、最終的に後遺症の残った体で出演されました。

西野を演じた西田敏行さんも、2016年に首を痛めて「頚椎亜脱臼」と診断され、そのリハビリのさなかでの撮影でした。首が曲がらなかったらしいです。

加えて前作で花菱会の布施会長を演じていた神山繁さんは、今年(2017年)の1月3日に亡くなられたそうです。

私はいずれも見終えてから初めて知ったのですが、

それらを踏まえた上でご覧になると、きっとまた違う風に感じたと思います。

さてそろそろ内容に入るか( ´ ω ` )

まず今作は最終章を謳っていますが、そこは間違いなかったです。

うだうだと続編を作り続けるような終わり方ではありませんでした。

登場人物の過去を描くスピンオフは考えている。的なコメントはありましたけどね。

そしてですね、私が一番思ったのは、

『アウトレイジ』シリーズ、最終章でついにたけし映画になった。

これはあまり言いすぎると分かる方には分かっちゃうのですが、

エンドロールまで見終えて、深くそう感じました。

全てに納得のいく最終章ではありませんでしたが、最後はらしく終えてくれました。

後は内容面の話ですが、まあややこしいですよこれは。

最近は続編であっても、初見の方も楽しめるような作りの作品も増えたように思いますが、

やーーそんな親切なわけもなかった。

冒頭で前回のあらすじが字幕として出るわけもなく、曖昧な感じできた人はさっぱりでしょう。

直前に前2作を見直したので話に追いつけないことはなかったですが、

「ちょちょストップ!待って今なんて!」

となることがしばしば。

やはりたけしさんのセリフがちょっと聞き取りづらかったりで、脳内フル回転でスクリーン見つめてました。

これから見に行く方は、

是非こちらで人物の相関図と結末を軽くチェックしていくことをおすすめします。

※下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。 作品情報 基本情報邦題:アウトレイジ(OUTRAGE)製作国...
※下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。 ※以下は全て、1作目を鑑賞済みだという前提で話を進めていきます。 ご注意くださ...

評価

60点

まず言わせて欲しい。

これコメディ映画だったの?

「全員芸人」の間違いじゃないの?

特に前半。

これヤクザを題材にした漫才か?漫才なのか?

とひたすらセルフ突っ込み。

脳内で何回お笑いコンビの「サンドウィッチマン」がよぎったことか。

これは西野を西田敏行さんが演じ、花田をピエール瀧さんが演じたのが大きいですね。

西田敏行さんに至っては絶対笑わせに来てるでしょw

しかし事態は笑えるようなものではありません。

いつも通り後半へ進むにつれだんだんとエスカレートしていきます。

予告編を既にご覧になった方々なら、ある程度予想はついてると思いますが、

まあなかなかのやりたい放題で。

このへんは『一部暴走』って感じです。

そしてラストシーン。

今まで散々落とし前、落とし前と怒鳴ってきたこの作品ですが、

ついに落とし前をつけて幕を閉じます。

そこに文句はありません。

ただ全体的に

「ええ??あれはどうなったの?これはこれで終わりなの?

ってところが多いかな…。

そのあたりは物足りなさを感じます。

色々詰め込まないといけない最終章という都合上、

魅力的なキャラクターなのにあまり出番がなかった方々も多く、そこも残念でしたね。

そして「全員暴走」って訳でもない。

ただただ被害者みたいな方がちらほら…

「性欲暴走」して変態プレイを始める奴はいたが。


あらすじ(ネタバレなし)

前作のラストで、警察の片岡を撃ち殺した大友。

彼は大物フィクサーの張会長に匿ってもらい、韓国に渡りました。

そこで市川と呼ばれる手下と、

済州島の田舎でのんびり魚釣りをしたりして暮らしていました。

が。

ひょいなことから韓国に来ていた花菱会の花田なる人物と揉め事になってしまう。

事態が悪化すれば国際問題になりかねないので、穏便に済まそうとするがうまくいきません。

やがて事が大きくなってしまい、隠居生活をしていた大友が帰国することに。

そこから一連の大騒動が始まるのだった。

ネタバレ結末

※見鑑賞の方はご注意ください

成長した花菱会。この度の敵は…

韓国の長閑な田舎で隠居生活をする大友。

新たな手下市川は横で魚釣りをしており、和やかな雰囲気です。

しかしそんなある日、面倒事発生。

文句をつけるヤクザがいるので会いに行くと、花田とかいう花菱会の奴でした。

怒鳴りつけて帰っていくと、次の日大友の手下(要は張グループの手下)が殺されてしまう。

当然おいおいおい花菱会なにしてくれとんじゃ。どう落とし前つけてくれんねん。

となりますね。

問題を起こした主の花田は、花菱会NO.3の中田に連れてもらって2人で金で解決しようとし、張会長の元へ。

だが日本と韓国に跨る大物フィクサー張グループ、お金は腐るほどあるのだ。

そんなはした金で穏便に解決しようってか、笑わせるなw

という態度なのでうまくいかず。

帰って会長や若頭に相談する2人。

会長は野村とかいう、前会長の娘婿で元証券マンの方に変わっていました。

ひたすら金にもの言わせる感じ、まさしく前作の石原。役立たずそうな会長です。

若頭は引き続き西野。

彼は訳の分からない奴が会長になっていて、不満が募りまくっています。

中田を含むその他古参も全員不満も不満ってところ。

それはそうと、2人は話を聞いて、西野が自分が話をつけにいくと言います。

「俺が中田との腕の違いってやつを見せつけたるわぁ。」と豪語する西野。

ついでに闇商売で稼ぎまくっている花田からお金を巻き上げようという算段。

そして再び張会長の元へ。

…だめでした。てへっ。コントかっ!

その頃中田は野村会長に、西野を始末したらお前を若頭にしてやるからどうだ。

と持ちかけられる。

中田がそれで西野を殺すと、

もちろん西野の手下や兄弟分は黙ってる訳なく復讐にくるから、

それで古参幹部がいい具合に殺しあってくれたら、会長にとっては好都合な訳ですね。

それに張グループから帰る途中に襲えば、皆張会長との話がこじれて殺られたものだと思いますしね。

花田と帰る途中、中田に襲われる西野。

花田を逃がし、ついにか…という顔で立ち向かっていく西野…。

逃げ帰った花田は、会長にそれを報告。

あらー、張会長にやられちゃったの西野くん(笑)

会長目に見えて嬉しそうだ。

一方韓国にいた大友。

前作では花菱会に木村を殺され、今回はお世話になってるグループの部下を殺され、激おこ。

すぐに日本に向かう。

まず最初に、山王会の白山や五味と協力し、東京でブイブイ言わせている花菱会傘下の木村組を食事中に襲撃し、むちゃくちゃに撃ち殺します。

その後何者かに襲われたりするも撃退。圧倒的主人公補正。

だが大友が帰ってきて大暴れしていることも加わり、事態は混乱を極めます。

張会長を始末していざこざを終わらせようとする花菱会。

花菱会の野村会長に逆らう古参幹部たち。

そして花菱会に仕返しをする大友。

そんなところで、なんと西野が大友に協力を求めてきます。

彼は生きていました。

野村会長は中田に彼を張会長がやった見せかけて殺せと言ったが、彼は逆に西野側についたのだった。

もうすぐ幹部が1人出所して、彼のおかえりパーティーをするから、

そこに出席する野村会長を殺してくれないかと持ちかける西野。

そしておかえりパーティー当日。

なんと会長は面倒くさがって来ませんでした。

そんな中、西野は幹部や組員含めた全員に言い放つ。

「野村会長に襲われて死にかけた!俺はあいつと親子の縁を切るぞ!お前らはどうするんや。」

と。

丁度そこに大友は市川と共に乗り込み、場にいたほぼ全ての花菱会組員を一気に撃ち殺す。

好き放題やりすぎでしょw

しかもその帰り、車の中で中田と会話を交わす西野は

「大友の野郎暴れやがって…まあいいや。」

と言い放ちます。

え?組員ほとんど殺されたのにいいのかい!

しかしこれで野村会長の悪事を公開したわけだし、残った西野や中田、その他組員で会長の元へ乗り込む。

野村会長の肩を持つ者はもはや居るはずもなく、羽交い締めにされて連れていかれる。

その先にいたのは大友でした。

今度はどんな処刑を見せてくれるのかな~と思っていたら、

地面に埋められ顔だけ地表に出し、通り過ぎる車に轢き殺されるの刑。

処刑の時が一番楽しそうな大友です。


ラストシーン。果たしてどうなったのか!?

野村会長殺害より花菱会は生まれ変わり新体制に。

西野会長に中田若頭、それに花田若頭補佐。

一方マル暴の2人。

上司の平山は昇進したらしくうれしそうです。

だが、腐敗した組織に耐えられず辞表を出す繁田だった。

時を同じくして山王会では。

五味が白山を撃ち殺し、花菱会の誰かに電話を掛けます。

「ここも大友に襲われてしまいました!」

と。

そして地位が上がりご機嫌の花田ですが、

大友は彼が韓国でしでかしたことを忘れていませんでした。

女の子たちとSMプレイ中の花田を襲い、花火で爆破して殺します。

続けて最後のお願いだと言い、李に連れてもらって、

前作で木村を殺した加藤の元側近を殺しに向かった。

無事終えて出てきた大友に銃を向ける李。

そう。張会長や李にやりすぎるなと言われ、大友は迷惑をかけないからと言っていましたが…

迷惑をかけまくってましたよね。

李「大友さん、すいません。これ以上会長に迷惑をかけないでください。」

大友「李さん。あんたがそんなことしなくたっていいよ。けじめは自分でつけるから。会長に宜しく。」

そして大友は銃を取り出し、自分の脳天に撃ち込む。

即死です。

李は張会長の元へ戻り、

大友が自殺したことを報告。

いつものように無表情で頷く会長。

~THE END~

総評

「全員暴走」からの「全面戦争」かと思いましたが、

最終章は大友が散々言われてきた落とし前をつける物語でしたね。

先日見た「猿の惑星」の完結作と全く同じ流れだ。

※以下は全て、1作目と2作目を鑑賞済みだという前提で話を進めていきます。ご注意ください。 本作については下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタ...

それはそうと、

最後まで古臭いヤクザの仁義や人情を大切にした大友でしたが、

それだけになんとも切ないですね…。

途中で不満に思うことはちょくちょくあったが、

エンドロールが流れ始めるとただ淡々と

「なんだかんだ良い作品だったな…」

となっていた私ですが、皆さんはどうでしょうか。

まだご覧になっていない方は、十二分に復習をしてからぜひ劇場へ!

それでは、今日はこのぐらいで~

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