映画『レザーフェイス(原題)』【あらすじ・評価&ネタバレ結末】『悪魔のいけにえ』前日譚!

※下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。

作品情報

基本情報

邦題:『レザーフェイス(原題)』

原題:『Leatherface』

製作国:アメリカ

上映時間:90分

本国公開日:2017年9月21日

日本公開日:2018年春

監督:ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ

キャスト登場人物

バネッサ・グラースリジー

新任の看護婦さん。

スティーヴン・ドーフハートマン

復讐に燃える保安官。

サム・コールマンバッド

精神病院のおデブちゃん。

~~ソーヤー家~~

サム・ストライクジェイド(ジャクソン)

本作の主人公。

リリ・テイラーヴァーナ

気の強い、皆をまとめるママ。

ジェシカ・マドセンクラリス

狂ったお姉ちゃん。

ジェームス・ブロアーアイク

狂ったお兄ちゃん。

など

予告編




作品紹介

私からのコメント

こんにちは!なのんです~!

今日はですね、前々からずっと気になり続けてた『レザーフェイス(原題)』をついに観てきました!!

日本では来年の春に公開の予定らしく、まだ邦題が決まっていないので(原題)としておきました。

一応公式サイトはもうあるみたいですよ。

http://leatherface.jp/

原点はここになかったけどね。

 

さあ、そんな今作は1974年に公開された伝説のホラー映画、『悪魔のいけにえ』の前日譚にあたる作品になります。

『悪魔のいけにえ』は簡単にいうと、男女5人でテキサスの田舎に行ったら頭のおかしいソーヤー家に遭遇して殺されまくる話です。

というか、はっきり言ってそれが全てです。ただそのソーヤー家の狂いようが並々じゃないんですよ。そこがおぞましい訳です。

ちなみに、チェンソーを振り回す奴の名前がレザーフェイスです。

 

そして、本作は『悪魔のいけにえ』シリーズの8作目でもあります。しかし時系列順じゃないんですよねこれが。

軽く整理しますと、

『悪魔のいけにえ』(1974):シリーズ1作目にして最高傑作と言われる。

『悪魔のいけにえ2』(1986):シリーズ2作目。時系列は1の続きで、正統な続編。

『悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲 』(1990):シリーズ3作目。続編っぽくもあるけど1作目のリメイクに近い。

『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』(1995):シリーズ4作目。こちらも1作目のリメイク的なストーリー。

『テキサス・チェーンソー』(2003):突然名前を変えたシリーズ5作目。ストーリーは1作目の完全なるリメイク。どんだけリメイクするんだ。

『テキサス・チェーンソー ビギニング』(2006):シリーズ6作目。『テキサス・チェーンソー』の続きでありながら、前作よりオリジナルに近いストーリーという…もう訳分かんない。

『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013):急に邦題が長くなったシリーズ7作目。オリジナルの続編であり、『悪魔のいけにえ2』とはパラレルワールド的な関係。

という、まあリメイクの嵐です。

個人的にはおどろおどろしいオリジナルの『悪魔のいけにえ』と、きれいな映像で甦った2013年の続編『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』がおすすめですよ。

時間があれば観てみてください。

 

今回見事な狂いっぷりで私が注目するのはこの2人。

まずは母親を演じるリリ・テイラー

最近では『死霊館』や『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』にも出演されていましたが、とにかく不気味です。

本当にサイコパスみたいな母親で気に入りました。

 

もう一人は姉を演じるジェシカ・マドセン

この方は初めて名前を聞きましたね。

作品内ではひたすら野蛮で気持ち悪い人物を演じていたので気付きませんでしたが、画像を検索するとなかなかの美人さんでした。

にしてもすごいキャラクター、見事な演技でした。


評価

65点

この作品単体で楽しむ場合、そこそこうまくできたホラー映画だと思います。

ストーリーは単純明快で分かりやすく、オリジナルほどではないがソーヤー家の狂いっぷりも見て取れる。怖さやグロさも十分に備えてある。

そしてリリ・テイラー演じるヴァーナがいい感じに壊れている。

 

ただオリジナル『悪魔のいけにえ』の前日譚だと意識して観だしたら、もうそれはダメです。はっきり言ってダメダメのダメです。前日譚とは??

記憶違いだったらいけないので、家に帰ってからもう一度オリジナルを見直しましたが、やはりダメダメのダメでした。

というのも、まず今作の9割方は全然オリジナルと関係ありません。ストーリーのほとんどがここに始まりここで完結します。

これがオリジナルに繋がると言われても苦しい…流石に苦しいぞ…。

ほんと「あ!ソーヤー家の農園だ~懐かしいな~」ぐらいにしか、オリジナルとのつながりを見いだせない。

 

そして最大の失望ポイントは、このタイトルの『レザーフェイス』からくると思われる。

というのも、ファンの皆さんはきっとどのようにしてあの頭のおかしく狂った、チェンソーを振り回す巨漢、レザーフェイスが出来上がったのかを観たくて来てますよね。

しかし全然描かれないんですよこれが。

序盤と終盤のわずかなシーン以外、ほとんどレザーフェイスの成長記録は描かれない。なぜこうなったかも全然説明されていません。

正確には無くはないけど、到底納得できるものではない。マスクを被ることになる理由もねぇ…なんだかねぇ。

 

それに、恐怖のベクトルももうすっかりオリジナルと変わってしまっています。

もちろん本シリーズの売りである頭のおかしいソーヤー家は登場しますけど、主軸がそこに置かれていないような気がするんですね。

物語の方向性が変わっているというか、要は別物。前日譚とは言え、アイデンティティを喪失していて別作品。

本国アメリカでの評価はもう言うまでもなく散々なのですが、オリジナルに対する愛情が深い方ほど、今作は受け入れがたいのだと思います。

 

まとめると、オリジナルが好きな方は「?????」。こちらが初めての方は「普通に面白いホラー映画」に分かれると思われる。

あらすじ(ネタバレなし)

ソーヤー一家は息子ジェイドの誕生日パーティーを開いてました。

狂った家族は皆嬉しそうに小さい息子のお祝いをします。

 

それからしばらくしてからのある日、男女2名が車に乗っていると前にマスクを被った男の子が現れます。

彼は野原の中に消えていくのだが、女の子は困ってるのだと思い助けに行きます。

しかしそこから思わぬ悲劇の物語は始まるのであった…。


ネタバレ結末

※見鑑賞の方はご注意ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず狂ったソーヤー一家。

ソーヤー一家では、小さいな息子ジェイドの誕生日パーティーが行われていました。

家族も狂ったように祝ってくれるし、嬉しそうなジェイドくん。

ママ「君はうちでも特別だからね、誕生日プレゼントはこれだよ~」

お、おう。

そしてソーヤー家の家畜を盗んだとかで、何故か誕生日パーティーに参加させられている見知らぬおっさん。

おっさん「や、やってないよーー!!放せーーー!!!」

ママ「うちの家庭を壊そうとする悪い人はこれで切り殺すんだよ、ジェイド」

周りの家族からもジェイドコールが始まり、チェンソーのエンジンをかける。…が、結局怖くて手を下せなかったジェイド。ママに怒られる。

ママ「でも大丈夫よ。あなたにはいつでも家族がついているわ。これを忘れちゃだめよ。」

結局おじいちゃんが後ろからハンマーでゴツン。おっさん死亡。

チェンソー使わないのかい!!!!!!

 

しばらくしてからのある日、車の中で熱いキスを交わしラブラブのカップルは、突然飛び出した子供のせいで車を止めることに。

女の子「きっと助けを求めてるんだよ!見てくる」

しかし、向かった先ではソーヤー家のお兄ちゃんたちが待ち受けていました。マスクを被った子供の正体はジェイド。

女の子は落とし穴に落ちた上、上から物を落とされ圧死。しかし彼女は町の保安官、ハートマンの娘でした…。

彼はその場で殺すのを抑えて、ジェイドを精神病院にぶち込むのだった。

ひたすら逃走劇が繰り広げられる。

あれから10年。精神病院にはジャクソンと名前を変えたジェイド(以後ジャクソン)、加えて兄のアイクと姉のクラリスも収容されていました。

そこに新たな看護婦さんリジーがやってくる。

おデブちゃんのバッドに話しかけるなど、皆と仲良くしようとする。ちなみに後ろに見えているのが成長したジャクソン。

 

しかし、自分の子供たちを迎えに来たソーヤー家ママのヴァーナが暴れたせいで、精神病院内で暴動が発生。

リジー、ジャクソン、バッドはアイクとクラリスに無理やり連れ去られます。

ちなみにジャクソンは昔の記憶を失っており、心優しい青年となっている。

 

5人は逃げて逃げて、とある田舎のレストランにたどり着く。

そこでクラリスは大暴れし、

アイクも大暴れ。

殺し切った2人は銃を手に入れ、ウヒャウヒャ笑いながらまた逃げていきます。

 

続いて彼らは野原に立つ小屋を見つけて、そちらを拠点とすることとなる。

リジーやジャクソンは何度も逃亡を試みるがその度に捕まってしまう。2人が変態的に強すぎるのだ…。

しかもアイクとクラリスの2人、なんと夜中になると兄弟プレイを始める。色んな意味で恐ろしい。

 

その日の夜、リジーがまた脱走を試みるが捕まってしまう。それを見たバッドが我慢できなくなったのか、トイレ中のアイクを棍棒で一殴り。

さらに口を岩場にはめて、思いっきり踏み殺してしまう。

無言なおデブちゃん、実はめちゃくちゃ強いです。

 

もちろん翌朝になると、アイクがいなくなりクラリスが半ば発狂しながら探しに行くことに。

するとなんと運の悪いことでしょうか。ハートマン率いる保安官たちに捕まってしまう。

しかも繰り返し挑発を行うクラリスをついに我慢できず、ハートマンは彼女を射殺。

二転三転する結末に。

ジャクソンはハートマンは危険だと言い、3人で蛆だらけの牛の死体の中に隠れます。

非常に気持ち悪い。

 

その後、残った3人で逃げようとするのだが、あっさり警官に見つかってしまう。

警官に抵抗しようとしたバッドは射殺され、ここからジャクソンは壊れてしまう。彼は警官を殺して車を奪い、リジーと2人で逃げ出す。

しかしハートマン一行に追いつかれ捕まる。

 

ジャクソンはハートマンによって小屋に吊るされてしまいます。それを横で怯えながら眺めるリジー。

そう、この小屋はまさにハートマンの娘が殺されたところでした。そしてヴァーナを含むソーヤー一家が駆け付けます。

ハートマン「お前らソーヤー家はいつも集団行動だって知ってるぞ。他の奴も出てこい。」

と余裕をかますが、結局3人目に足をやられて捕まる。ついでにリジーも。

 

リジーと大けがを負ったハートマンは謎の部屋で目を覚ます。

しかしソーヤー家特有のガバガバの拘束なので、2人はすぐに逃げ出します。

そしてすぐにまた捕まる。

ハートマンに顔に傷を負わされたジャクソンが満を持して登場し、お怒りの模様。

ママに言い唆されて ハートマンを切り殺す!

ここで再びガバガバの拘束を解きリジーが逃げ出す。夜の森を必死に逃げ回るが、結局ジャクソンに捕まってしまう。

リジー「あなたが本当は心優しいのは知ってるわ!だからやめてじゃk」

ジャクソン「フンッ!」

リジーも首を切り落とされちゃいました。

 

後日。殺した奴らの服を燃やすママ、死体を豚の肥料にする兄弟。

そして皮を顔に被るジャクソン(ジェイド)の姿がありました…。

~THE END~


総評

え?結局ジャクソンはなんでこうなっちゃったの?????

マッドを殺されたから?顔に傷をつけられたから?ママに言い唆されたから?

それだけで『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスが生まれたっていうの?

ていうかリジーただただ振り回されて、最終的には殺されて理不尽以外の何者でもないし…。

ふざけるな!意味わかんねぇよ!

 

というのがオリジナルが大好きなファンたちの感想でしょう。うん、とてもよく分かる。

とにかく全体的に行動に至るための説得力が弱く、タイトルの割にレザーフェイスのエピソードが薄すぎる。

ただこれは改めて『悪魔のいけにえ』を観直したからこそ強く感じたことであり、最初鑑賞した時は「ふーんまあまあ面白いんじゃないの」と思っていました。

要はそういうことです。

 

なので、初めて観る方は全然楽しめるし劇場に行っても良いと思います。オリジナルのファンもその酷評っぷりが気になるんだったら行きましょう。

きっと顔をしかめながら帰路に就くことになりますよ。

 

それでは、今日はこのぐらいで~~

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