映画『GODZILLA 怪獣惑星』【あらすじ・評価&ネタバレ結末】それ、ゴジラじゃなくてもよくない?

※下方の「ネタバレ結末」&「総評」以外は基本的にネタバレを含みません。

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作品情報

基本情報

邦題&原題:『GODZILLA 怪獣惑星』

製作国:日本

上映時間:89分

日本公開日:2017年11月17日

監督:静野孔文&瀬下寛之

キャスト登場人物

ハルオ・サカキ宮野真守

幼い頃親をゴジラに殺され、復讐を近う突っ走り系主人公。

メトフィエス櫻井孝宏

異星人エクシフの神官。繊細な見た目。地位はそこそこ高く、ハルオに協力的。

ムルエル・ガルグ諏訪部順一

異星人ビルサルドの士官。肌色は黒めで筋肉質。こちらも話が分かる奴。

ユウコ・タニ花澤香菜

主人公の幼馴染の女の子。見せどころはあまり無かったので次作から活躍するのかな?

などなど、その他はこちらの登場人物欄をご覧ください。

予告編



作品紹介

私からのコメント

こんにちは!おはようございます!なのんです~。

0時からの最速上映が無いのは残念でしたが、朝から『GODZILLA -怪獣惑星-』を観てきましたよ!

特撮からアニメへと変わり、しかも今までの作品とは大幅に違った世界観で世に送り出された本作。

そうそう、まず最初にですね。こちらの作品の前日譚となる小説が10月25日より発売されています。

GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫)

GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫)

  • 著者 大樹 連司(ニトロプラス)
  • 商品ランキング 116位
  • 出版社 KADOKAWA / 角川書店

今Amazonで覗いてみたら既に売り切れて入荷待ちになってましたね。売上と評価共に上々のようです。

本書ではこのアニメ版ゴジラの世界線で、本作に至るまでの経緯が書かれています。前史ってやつですね。心なしか私の大好きな『パシフィック・リム』と展開が似ています。

それになんと東映特撮の歴代怪獣たちの出番も多くあります!それらの作品のオマージュも多く、世代の方々にとって熱い展開になっているようで。

私にはオマージュの類はあまり分からなかった…。勉強不足です。

読んでる時間がない!という方も大丈夫。

親切にも年表形式でまとめて下さっている方がいます。

スポンサードリンク // ゴジラがアニメ映画化され2017年11月17日から全国で公開。 監督は静野孔文と瀬下寛之、 ストーリー原案と脚本を虚淵玄が手掛け さらに3部作として製作されることが話題になっています。 www.youtube.com さらにアニメのゴジラの設定が 他の怪獣を上回る存在としてわかる年表の画像がネ...

他にも、いつも詳しい解説をして下さるナガさんのブログでも画像付きで紹介されています。

アイキャッチ画像:(C)2017 TOHO CO.,LTD. 映画「GODZILLA(ゴジラ)怪獣惑星」予告編より引用 はじめに みなさんこんにちは。ナガと申します。 今回はですね、今日発売になりましたノベライズ「GODZILLA(ゴジラ) 怪獣黙示録」についてお話していけたらと思います。 GODZILLA 怪獣黙示録...

これらを事前に見ておけばOKです。

最悪チェックしていなくとも、冒頭で上記の説明は流れますのでご安心を。

声優は宮野真守さん、杉田智和さん、梶裕貴さん、小野大輔さん、櫻井孝宏さん及びその他と、男性声優大御所勢揃いではないかと思うほどの豪華さ。

メインヒロイン(?)は花澤香菜さんだし、声優陣は本当に文句なしですね。

しかも脚本が虚淵玄さんなんですね。そう、『魔法少女まどか☆マギカ』を始め、一見少しの希望はあるんじゃないか…?と思わせといて、一気にド鬱展開へ叩き落としてくる、陰鬱アニメのスペシャリストです。

ちなみに本作はアニメ版ゴジラ三部作のうちの1作目にあたり作品で、2作目は早くも2018年5月に放映されると発表されています。

同じ調子でいけば2018年中に3作目もくるのかな?

もう一つ、劇中に登場する「くじら座タウ星e」ですが、こちらは実在の星になります。

この星が選ばれた理由は、実際に生命が存在する可能性を持つ惑星の中で、地球に最も近い距離に位置しているからだと思われる。

余談ですが、本作のゴジラは筋肉質すぎて「ブロリーかよ!」と思わず突っ込んでしまった。確かに強いけど無駄にムキムキなところが凄く重なる。

あとメトフィエスも終始FGOのロマニに見えて仕方なかった。繊細で優しいって一緒じゃん。

主人公もあれやこれやと影が重なったが…まあ主人公っていつもそんなものだし仕方ないね。



評価

50点

本作は三部作のうちの1作目である以上、導入的な役割を果たす必要があるのは分かるが、やはり盛り上がりに欠けるのは否めませんでした。

まず最初に、少なくともこの1作目は完全にスポットライトが主人公のハルオ・サカキ、もとい人間側に当てられています。

ゴジラらしいゴジラが観たくてくるのはやめておいた方がいい。本作での活躍の幅は狭いです。

地球を襲われ星を捨てる決断をさせた怪獣の名が偶然「ゴジラ」であっただけで、このポジションは他でも務まったとしか思えません。

主人公は激しくゴジラを憎んでいますが、観客の私からするとそうでもないかな〜というか。ゴジラへ対する恐怖や憎悪をあまり共感できませんでした。

もう一つは、ご都合主義ってやつですね。展開がうまくいきすぎる。

主人公はただ幼い頃の経験からゴジラを憎む青年なのだが、

「え、お前の意見あっさり通り過ぎだしあっさり計画に移しすぎじゃない?」

って具合ですね。もちろんそれには理由があるのだが、にしても違和感。

普段『シン・ゴジラ』の前半で見るような、一つの計画を実行するために有識者を集めて討論して、直属の上司に聞いて、それがさらに上層部に意見を尋ね、散々時間を浪費してやっと一つのプランが出来上がるのを見すぎているせいでもあるかもしれません。

個人の主観的な感想を述べるのなら、私はアニメに抵抗はないですし、なにより終末もののSFが大好きです。

ですので、そこそこには楽しめたのですが…。

「私はゴジラが観たくて来たのだ。ゴジラを映せ。もっとゴジラを映してくれ。」

席をたって劇場を去る時に周りから聞いたのはやはりこれが多かったですね。

しかし結末から予測するに、やはり皆が見たがっているものは三部作の後ろの方に残しているようです。3作目が楽しみ。

2作目の展開に関しては…私を含め多くの人があのラストシーンだけで予測できたんじゃないでしょうか。

「ああ、次は〇〇が△△と✖✖になって、☆☆するんだろうな…」

といった具合に。サブタイトルも…うーん。あまり期待はしていません。

あらすじ(ネタバレなし)

20世紀末より登場した怪獣に人類は苦しめられ、最終的に降臨したゴジラには対抗する術もなく、2048年に一部の人類は他の星へ移住することに。

しかしいざ目的の「タウ星e」到着するとそこは住めないと判明。紆余曲折を経て地球へ帰還することとなる。

遠くから無事帰ってこれたはいいが、船内が20数年経過したのに対し、地球の経過時間はなんと2万年近くに達していました。

そんな中でも、主人公ハルオ・サカキは仲間とともにゴジラを倒し地球を取り戻すべき立ち上がるのだが、その結末は果たして…!?


ネタバレ結末

※見鑑賞の方はご注意ください

地球へ戻る決断を下すが…

人間は20世紀後半より襲いかかる怪獣に悩まされ続けるも抵抗するが、最後に現れたゴジラへはついに対抗できなくなった。

その結果、2048年に一部の僅かな人間は地球を捨てて他の惑星への移住計画を敢行。遥か遠くの「タウ星e」へ向かうことに。

しかし到着して初めて、予想していた環境と違いすぎて住めないことが判明。

主人公のハルオ・サカキはタウ星eの周囲をぐるぐる回るだけで決断を下さない委員会へ反抗するが、即座に捕まる。

また、タウ星eに降り立たとうとしていた高齢者たちが乗った宇宙船が、母船から出た直後に爆破する事故が起こる。

それはともかく、異星人エクシフのメトフィエスの協力もあり、ハルオが過去のデータより解析したゴジラを倒すための論文が船内の皆に伝わる。

「結局新天地の夢は叶わないんだしゴジラも倒せるんだったら地球に戻るか!」

となり、委員会の反対もあるが帰還することに。異星人エクシフの文明を用いて「ゲマトロン演算」なる操作を行い、長距離亜空間航行を敢行。

結果、無事地球に帰還する。しかし、彼らは船内で20数年暮らしただけだが、地球での経過時間は2万年近くに達していると判明。

上層部「無人偵察機を放つ。ゴジラが既に生態系の変化で消失していればいいが…」

ゴジラ「ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ん゛」

※ニャンちゅうではありません。

上層部「やっぱり居たか…」

そしてハルオの計画を実行することに。

彼が言うには、ゴジラは体にシールドを張っているのだが、それを増幅させている器官があり、そこを破壊して器官が再生されるまでの僅かに猛攻をしかければ倒せるという。

だがその前にまずゴジラに近付いて攻撃し、彼の背びれが青く光った時に計測される周波数のデータが必要だと。

しかも実行に当たっては、もちろんたくさんの人員が必要です。ただでさえ生き残りは少ないのに…と委員会は反対するが、押しきります。

いくつかの分隊に分かれて地表に降り立つが、そこは霧だらけで通信環境を整備するだけでも大変。

しかも地表の生態系を調査すると、植物は金属の性質に似てとても硬くなっていることが判明。

また、突然謎の飛び回る生物に襲われ設備や人員を失うのだが、その死体を解析するとやはり植物と同じであることが分かった。

そして地球を覆う霧さえも。

そう、いずれもゴジラの性質に限りなく似ているというのだ。

ゴジラ討伐作戦、始動!

船を破壊されたハルオ一行は退却しようにも母船に戻れないので、他の分隊と合流することに。ちなみに冒頭でおじいちゃんを爆発事故で失った、主人公の幼馴染ユウコも彼らと一緒にいます。

しかし合流する途中でゴジラに遭遇。船を破壊され皆が退避する中、ハルオは一人データ計測のため乗り物で近づきます。

一人では達成出来なかったが、隊長エリオットが命を張って協力してくれたおかげでなんとかデータを取得。

殉職したエリオットに代わり、メトフィエスが全権を握る。しかし彼は指揮権をハルオに渡します。

ハルオ「我々の目的はゴジラ討伐ではない。それ以上に失われた人間の尊厳を取り戻すことだ!」

『インデペンデンス・デイ』の大統領演説的なものを終え、いよいよ作戦に移ります。

その計画とは、まず飛び回るバイクのようなものに乗った人々がゴジラを指定のポイントまで誘導し、周りの崖を爆破して彼を崩れ落ちた岩石で動けなくする。

そこでタイミングを見計らって体内にEMPを打ち込み、内部の組織から破壊してやろうというもの。

いよいよ実行に移します。幸いゴジラが口から出すレーザーは一本なので損害も抑えられ、ムルエルの活躍もあって、重要人物を失うことなくポイントまでの誘導に成功。

危うい場面もあったが、ハルオが体を張って真っ先にゴジラの背びれに飛び乗ったおかげで作戦は成功。

ゴジラは体が飛び散りあっさりと散るのだった。

しかし、いざ倒し終わると誰かが言う。

「あいつはゴジラの子孫ではないかな。2万年も経ってゴジラが全く変わらぬ姿でいるのはおかしいから。何かしら体型に変化が起きるはずだ」

と。その瞬間地鳴りが起こり、すぐ近くで地面から蒸気が湧き上がる。

皆「まままままままさか…」

巨大ゴジラ「ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ん゛」

※ニャンちゅうではありません。

皆「我々を襲ったゴジラはこっちだったのか…。」

そう、倒した奴より遥かにでかい、全てが桁違いの巨大ゴジラが出現。

皆一斉に退却を始めるが、船を含め殆どの人が巨大ゴジラの超音波攻撃により一瞬で消し去られる。

そしてハルオは瓦礫の下で巨大生物を睨みつけ呻きながら、意識を失っていくのだった…。

〜〜エンドロール後の映像〜〜

ハルオは目を覚ます。すると、そこには見知らぬ少女が立っていた。

どうやら彼女が看病してくれていたらしい。

〜THE END〜


総評

まあ最後で物凄いゴジラを出してくれたので、三部作のうち残りの2作には多少期待していますが、やっぱり本作はイマイチでしたね…。

ゴジラがアニメーション化されること自体、私は全く抵抗ありませんし悪いことではないと思います。実際ゴジラの見た目の迫力や鳴き声なども、忠実に再現出来ているとは思います。

しかしどうも物語の方向性が気に食わないですね。エンドロール後のあれを見る限り、次作は

「地球に人(異星人かも)が残っていた!何かしら彼らから情報を頂き、協力してゴジラを駆除するぞ!」

になるとしか思えないんだけど、それはもはやゴジラ映画と呼べるのか…?

まだ観ていないものについて語るのも宜しくないのでまあ深くは突っ込まないが。

突っ込みと言えば、劇中で散々物資が足りなくて満足な生活もできず…

と言っていた割に、戦闘兵器の数が凄いね!?!?全然物資あるじゃん!!食べ物がないだけなのか!?

何かと一人で突っ込む場面多かったですね。

まあそれはともかく、良くも悪くも今までのゴジラ映画とは一線を画す作品でしたよ。

それでは、今日はこのぐらいで〜

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